2021/5/15-16に行われた「第10回折紙探偵団九州コンベンション」にご参加の皆様、お疲れ様でした。新型コロナウイルスの影響で初のオンライン開催となった探偵団コンベンションでしたが、光栄なことにその1枠をいただき講習を行わせていただきました。
講習作品は「ペルシャ猫の顔」
今年創作した「ペルシャ猫」の頭部のみの講習ですね。ただし完全に一致しているわけではなく、耳は完全に別の折り方をしている他、講習用にやや簡易的に折った部分もありました。
少し前に行った一人リハーサルで約1時間かかったので、枠である90分で終わるだろうかとやや心配しつつも、夜の最終枠のため多少時間を過ぎてもおそらく大丈夫だろうという希望的観測のもと講習を行いましたが、参加者のレベルの高さもあり、リハ通りの約1時間で(おそらく)だいたいの方が折り終えることができました。
さて本題ですが、備忘録として当日使用した機材やソフトなどの環境、及びオンライン講習で気をつけた点を記しておきます。
おそらく今後オンライン講習や配信をすることになる方も増えてくると思うので、参考までに。
カメラ:C920n HD PROウェブカメラ(Logicool)+スマートフォンのカメラ
マイク:C920n HD PROウェブカメラ(Logicool)のステレオマイク
ソフト:ロジクールCapture、iVcam、Zoom
その他:ウェブカメラ用クリップスタンド(サンワサプライ)
実際の運用としては、手元用のカメラとして、WEBカメラを取り付けたクリップスタンドをPCのディスプレイ上部にクリップで固定しました。ガス圧式のディスプレイアームを使用しているので、カメラの位置を調整するのにディスプレイを動かせばいいだろうという判断です。
顔を写していたカメラはスマホのカメラで、iVcamというスマホのカメラをWEBカメラとして使えるソフトを利用していました。実は当日になって無料お試し期間が過ぎてしまっていたので解像度が思いっきり下がっていましたが、メインは手元のカメラだからまあいいだろうと。
そしてこれら2つのカメラをLogicool captureのソース1、2として読ませて、その画面をZoomで表示していたということになります。
次に一人で行ったリハーサルと当日の操作の中で気になった点・気をつけた点ですが、特に今回の作品は白面が表となるため、折り筋や紙のフチが受講者に見えるか、というのが一番の問題となるだろうという結論になりました。
そこでLogicool captureの設定として、シャープを強めにかけたことと、白い作品をカメラに近づけた際にオートフォーカスが上手く働かないことがあることがわかったので、オートフォーカスをOFFにした際、丁度肘を机に付いて作品をカメラに近づけた位置でピントが合うよう設定をしておきました。つまり机に作品を置いている状態ではオートフォーカスON、カメラに作品を近づける際はOFFにする。という操作で任意にピントを合わせられるように準備をしました(実際にはそんなに上手くはいきませんでしたが)。
その他アナログな方法として、ネームペンを使って作品に直接折り筋やフチ、山・谷折り線、○の記号など書き込むことで、その手順で”どの部分”を示しているのかを補助しました。
と、いうのが機材とソフトの設定と運用方法及び実際の講習での対応でした。
次は東京コンベンションになるでしょうか。またそれまでに改善すべき点などあれば追記などしたいと思います。