『高雅な折り紙』に掲載されているシマエナガの難しいと思われる部分を写真で解説します。
具体的には2ヶ所、頭部と背中をロックする部分の説明になります。
[ ]内の数字は対応する折り図の工程番号になります。
◆ ▲ ◆ 頭部のロック([32]あたりから)◆ ▲ ◆




ちなみにこの折り方は、角度や形は異なりますが、伝承の「キキョウ」と同じものと考えてもらっていいので、分かる人はそこから考えてもよいかもしれません。

◆ ▲ ◆ 背中のロック([53]から)◆ ▲ ◆



羽根の部分(色のついている部分)をぴったり合わせて、[54]の中わり折り(カドを内側に折る)。


最後にひろげて立体化する手順[57]はその後頭部のすき間に指を入れて、底を平らにするように押し込むと簡単にできます。
◆ ▲ ◆ おまけ ◆ ▲ ◆

「エナガ」風のアレンジ。頭に模様を増やしただけ。キリッとしたまゆげみたいでこれはこれでかわいい。実際にはもっと広い範囲が黒いようですが、創作段階で考えていなかった折り方なので、無理しない範囲ではこれくらいが限界です。
ちなみにWikipediaによると、「シマエナガ」というのは全国に分布しているエナガのうち、頭部が全体的に白い北方系の亜種らしいですね。名称としてはシマフクロウと同じくシマ=北海道ということのようです。雪が多い土地では白色が多い方が生存に有利だったのでしょうか。
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